ショパンは舟唄。私は舟唄をおします。もっと指の動きが難しい曲は他にいくらでもある。しかしトータル的な難しさというか、そういった点では舟唄だろう。あらゆるテクニックが網羅されている。
また、強弱緩急の微妙な構想のバランス、大曲なのに幻想ポロネーズなどの他の大曲と比べ若干短めな事も、難しさに拍車をかける。盛り上がりがあっけなくなったりしないように
配慮したりとか。例えばクレシェンドにしても、入れ始める位置やその上げ具合、最大音量・・少しでも失敗したら終わる。和声が命のこの曲、ミスタッチなど論外だし。バラード4番みたいにメリハリがあればいいけど、
フニャフニャ甘く、気づいたら終わってたみたいになりやすいし。そう、ごまかしがきかないのである。とにかく言える事は「弾いてる本人は弾けてるつもりでも、実は全然弾けてない曲の代表格」「単に指の動きでなく、総合的な難しさを持つ曲」ということ。
私は、一生かかっても完璧には弾けないだろう。