先日、ブラスバンドを録音していたが、リハから本番まで5時間くらい大音量の
音を聴き放しで音楽好きの私でも、これには参った。本当に耳が充血するし頭も
痛くなってくる。ウォークマン難聴どころの騒ぎではない。録音エンジニア、プロデューサー
という連中は、こんな大音響に毎日、耳を晒している。当然、難聴にもなるし精神も
変調する。こういう聴覚が変調の基地外が音づくりすれば、気休めに音楽を聴くマニアとは
別の嗜好とコンセプトで音楽を変質されてしまうのは間違いない。
最近、エクストンの録音はドンシャリの典型と評判が悪いが、実演を耳にした、朝比奈、
コバケンのライブCDを聴くと聴覚が歪んだエンジニアが、音楽をミキサーでいじり廻し
ドンシャリにしてしまったのが、よく判る。
職業病の難聴エンジニアにはアナログの良さは百万言を費やしてもワカランだろう。
理解できる繊細な感覚神経が消耗しているのだから。