オーボエってどうよ?PART3
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0149N岡
NGNG画家、有元利夫は38歳の若さで他界しましたが、その「はじめて見るのになぜか懐かしい」その静謐な画風はいまなお人々の記憶に残っています。
去年没後16年の回顧展が開かれ、昨日それにちなんだ美術雑誌を読んでいたら、彼のこの言葉に出会いました。
〈夕焼けは文句無く美しい。 誰もが「ああ、きれいだ」と思う。 形にも質感にもそういう絶対的なものがあると思うのです。
有無を言わせず人間を捉えて刺激してしまう要素。 いい絵、いい物というのは結局その要素の大きさで決まるのではないでしょうか。
それ以外は属性にすぎない。〉
彼の絵と同じように、シンプルでいて端的に核心を突いていると思いました。
絵でも音楽でもまず人はその属性のほうに眼がいきがちです。
でもそれはスタイルであり、形式であったりに過ぎません。
本当の本物はその下にある、確固としてゆるぎない「有無を言わせず人間を捉えて刺激してしまう要素」なのだと思います。
流行やアカデミズムと無縁の彼の画風、それが今なお静かに彼の言葉を裏付けています。
音の明るい暗い、太い細いは属性に過ぎず、その下のファンダメンタルなものこそが、人をとらえる。
人にはそれぞれ異なった琴線が張っておりますから、アメリカンでもジャーマンでもその自分の琴線に共鳴するほうを選べばよいのだと思います。
属性にかかわることなく、美しいものは美しいと思います。
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