みゆさん、有り難うございます。
もしかしたら後年の演奏も、同じようにオーケストラから約半拍
早く入っていたかもしれません。70年も80年も、ズレを修正する
ためか、オーケストラに若干のカオスが起きているようにも聴こ
えます。いずれにせよ、57年からズレが起きているのであれば、
可能性は4つ。

1) ベームが若い時期に譜読みを間違え、そのまま誰も遠慮して指摘しなかった。
2) ベームが独自の楽譜によった。
3) ベームが意図的にカオスを誘導した。
4) 他の指揮者が全員間違えている。

私は1番目を取りたいと思います。もちろん、3の可能性も無き
にしもあらず、ですが。ベームは時々、正確性を犠牲にしてすっ
とばすことがありますので(フィガロやコシのフィナーレなど)。
ただ、痛々しいのみと思っていた最後の第九を、もう少し普通に
聴くことができるようになったのは確かです。