オオカミならではのエピソード、
身体特性や生態を上手に使ったお話になってないんだな
オオカミって、ほとんどイヌだろ。交配できるくらい近い犬の近縁種 性質もイヌに似てる
イヌを飼ってる人はたくさんいて、性質はよく知られてるから、ごまかし利かない
雨がキツネの先生と山を走ってって、急に開けた視界に、山の湖を見て感動するシーンがある
雨がのちにオオカミの道を選ぶことになる、その選択に説得力を与えるためのエピソードのひとつなんだが、
…イヌは景色には感動しないよ
散歩連れってても、関心は土の匂いとか他の動物の痕跡とかそっちばっか。山とか夕焼けとか、遠景に感動されたことなんて一度もないぞ

山の湖のシーン、青の色がすごく綺麗だったが、
イヌは(もちろんオオカミも)色に関する感度はヒトよりだいぶ鈍いはず
湖の美しさに打たれる雨の感動は、極めて人間的な感動に見える
だからこのシーン、雨が人間をやめてオオカミを選ぶ、その選択に説得力を持たせる役割を果たしてない、
「作劇上そういうシーンなんだ」ってことはわかるんだが、イヌの性質たいして親しいほど、納得いかないシーンになる
上手なSFファンタジーは、そのへん、科学の一般知識とストーリーを、うまーく融合させて感心させるもんなんだけどね
おおかみはどうもそのへんもやもやしっぱなし