ひき続いて、俺、全然完璧じゃないよ。穴だらけ。頭悪いし。
でも、悪いけど、その反論の理屈はちょっと弱いかな。
クリエイターとしては、その描こうとしてる世界って言うのは、
全部ディテールまで頭の中で設定するもんだと思うよ。
それじゃなかったら、人様に見せるの辞めちまえ、なんだよな。
黒澤明監督は、七人の侍の時、七人全員のプロフィール(人物の堀りって言うんだけど)を、
侍1人づつ、ノート一冊分書いてたらしいよ。
さすがに脚本家の橋本忍さんは、テレビの番組で、あの黒澤さんの執念は人間の技じゃないって言ってたけどな。
悪魔の技だったね、ってね。
それくらい、ちゃんと政治も風俗も街並みも諸々考えてないのは、押井さんも、士郎正宗も怠慢やろ。
君は、俺をフェアじゃない、と言ったけど、その辺、見切り発車で作品作り上げた二人の方がクリエイターとしてフェアじゃないよ。
俺は、あんなに好きだった「攻殻機動隊」が、見るのが辛くなってきたのを、
自分で悲しいと思うよ。もっと、二人がちゃんと考えててくれれば、ずっと好きだったのに、ってな。
結論は、宝物だったDVDが、宝物じゃなくなってきたのが、残念で悲しいというところ。