http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1305/13/news017.html

 「OfficeのドキュメントをGoogle Appsに変換するのは危険な賭けだ」──。米Microsoftで上級プロダクトマネジャーを
務めるジェイク・ズボロフスキ氏は5月10日(現地時間)、Office 365チームの公式ブログで「Google Docsは危険な賭け
に値しない」と題した米Googleのサービスを攻撃する内容を投稿した。

 ズボロフスキ氏は、Microsoft Officeの文書は、PC、Webブラウザ(Microsoft Office Web Apps経由で)、スマートフォン
やタブレットで制作した通りの状態で表示できるが、Google Docsに変換するとレイアウトなどが大きく損なわれるとして、
変換の例を挙げている。

 Windows 8/Windows RT搭載のタブレットやWindows Phone 8搭載スマートフォンにはOfficeアプリが搭載されているが、
Microsoftは米AppleのiOSやGoogleのAndroid向けには公式のOfficeアプリを提供していない(iOS版についてはAppleと交渉
中だが難航していると伝えられている)。ただし、iPadであれば、Office Web AppsでオリジナルのOffice文書を表示できる。

 Googleは、昨年6月に買収したQuickofficeのモバイルオフィススイートのiPad版を有料Google Appsユーザーに無料で公開
している。Quickofficeは、iOSやAndroidでMicrosoft Office文書を編集できる有料アプリだ。ズボロフスキ氏は「Quickofficeの
機能は非常に限られているので、Office文書をまともに変換できない」として、iPadでのQuickofficeとOffice Web Appsで開い
た文書の比較も示す。

 Microsoftはたびたび、Googleのサービスを批判するパロディ動画を公開している。この投稿にも、Office文書をGoogle Docs
に変換してうまく開ければキーホルダーをもらえ、開けなければ財産もクレディビリティも昇進も失うという危険な賭けに出てす
べてを失うビジネスマンのYouTube動画が掲載されている。この動画の最後に登場するのは元大リーガーのピート・ローズ。
野球賭博にかかわって球界から永久追放された彼が「私だってそんな危険な賭けはしない」と言うオチだ。

 同日には、ボストン市がMicrosoftの製品を含むオンラインスイートおよびメールシステムをGoogleのクラウドサービスに移行
すると発表している。