ウチの使えない女子社員について考察した。今、病気というより、性格異常に近い若い社員が目につくように
なった。

 企業のメンタルヘルスに詳しい、ライフバランスマネジメント 渡部卓代表取締役社長に聞いた。
 「これまでのうつは、変化を嫌うまじめな『メランコリー親和型』、頑張り屋やせっかちの『タイプA』と
いった人々に見られました。
グローバル化などで急激な変化にさらされ、業務量がどっと増えている今の企業社会で、うつが増えるのは
当然の成り行きだったのです。
 しかし、最近はこれらとは違う『第3のうつ』が目立つようになった。20〜30代前半に多いタイプですが、
入社1年以内に発症するケースも多い。『ディスチミアうつ』『自己愛型』『ニュータイプうつ』などとも
呼ばれています」
 従来型と違う点はいろいろある。まず、彼らは一様に自己主張が激しい。「こんな仕事をやるために、
この会社に入ったんじゃありません!」「毎日稽古事に通っているので、残業は絶対にお断りします」と
いった具合だ。
 プライドが高いところも共通しており、周りに比べて実績が出ないと激しく落ち込む。といっても、
「自分が至らなかった」とは考えない。「リーダーがアホだから」「会社の方針が間違っている」などと
文句を言う。
 ちょっと仕事の問題点を指摘しようものならすぐ過剰に反応し、パワハラだと叫び出す。根気よく、
やさしく指導しているつもりの上司はすっかり困惑してしまい、お手上げ状態になってしまう。
「こうした新人たちは、医師に相談もせず会社を休むことに、なんら抵抗がないようです。従来型の
人々は、完治していないのに『みんなに迷惑をかけてすまない』と、すぐ会社に出ようとするのですが」
 もちろん、新人のうつがみなこうしたタイプというわけではなく、従来型も多いことは忘れてはなら
ない。上司の指導が適切でなかったために発症した可能性もある。
 だが、これまでとはあきらかに違ううつが、若手の間で急速に広がっていることは確かなようだ。