自分はもう殺しすぎて、一生この罪悪感と悪夢と
つきあっていかねばならないけど、(もうダメ=この苦しみは一生はなれることはない)
まだ普通の世界に引き返せる街の人や、おねいちゃんには、
手を汚したり、その事で自分の心を苦しめさせたくない。

「汚れるのはオレ一人でいい」とか言っちゃうと陳腐だけど。

・大量殺人者である
・自分はもうこっちの世界から戻れない
タイプの主人公は珍しくないけど、
・その苦痛に本人が耐えかねている
にも関わらず、
・一般の人をその世界にいかせないよう気配りする優しさがある
タイプの主人公って、結構珍しいと思う。

作者が伍長一人に入れ込んでないで書いてるおかげだろうか。
普通こーいう主人公だとハードボイルドの一人称で、
自分の苦しみの話で手一杯なのに。