★米国人を感情的にさせている「一枚の写真」
●米運輸長官 米国車のシェア盛り返し狙う本音むき出し発言

 トヨタ自動車の大規模リコール(無料の回収・修理)問題だが、日本と米国では相当、受け止め方が違うようだ。
 日米メディアの報道内容が全く異なっているのである。
日本では今のところ、経済記者中心のテーマにとどまっているのに対し、米国ではシティーニューズ(社会部)の
記者や政治記者までが追及し、報道。さながら、感情的問題に発展している。

 2月1日付のニューヨーク・タイムズ紙1面に掲載された記事と写真を見た人は「怖い」と驚いたに違いない。

 写真は昨年8月28日午後6時35分、カリフォルニア州サンディエゴ郊外のハイウエー125号で
起きた事故で一家4人が死亡し、大破したトヨタのレクサスES350セダンの無残な姿を写していた。

 同紙は、妻と子2人を乗せて運転していた非番の同州ハイウエーパトロール隊員マーク・セイラー氏が
運転中パニックに陥り、911番(警察・消防・救急)にかけた際の、息が詰まるような電話の叫びを伝えている。

「レクサスに乗っている。125号を北に向かっているが、アクセルが引っかかるトラブルだ……
ブレーキがかからない……交差点に近づいている……掴まって祈れ」

 この事故がアクセルペダル関連の不具合が原因だったのか、は分からない。
しかし、同紙は「この悲劇が、それまでに2000件のアクセル不具合の苦情を受けていたトヨタに調査を行わせた」と伝えている。
記事も写真もネット上で見られるので、この事故が与えた影響は計り知れない。

 同紙は、この問題に関する苦情は悲劇が起きる7年前の2002年から寄せられていた、と伝えている。
他にも死亡事故が起きていたというのだ。そして、史上最大のリコールに追い込まれた。

 ラフード米運輸長官はトヨタのリコール対象車は「運転をやめるべきだ」と発言した。
米自動車市場はゼロサムゲームだから、トヨタのピンチはGM、フォードのチャンス。
「日本叩き」のムードを盛り上げて、米国車のシェアを盛り返し、雇用と景気の回復を狙う本音むき出しの発言だ。

ネタりか http://netallica.yahoo.co.jp/news/111195