IDC Japan は12日、2006年の国内 EAI/SOA ソリューション市場規模が、前年比6.0%増の2,806億円となったことを発表した。
年間平均成長率6.8%で成長し、2011年には3,889億円に達する見込みという。

EAI/SOA ソリューションの適用範囲は除々に広がりを見せ、EAI/SOA を実現するためのソフトウェアやサービスの需要は増加傾向にある。
これは、システム運用管理および社内業務の効率化にとどまらず、常に変化するビジネス環境に柔軟に対応する IT システムの構築において、
EAI/SOA の重要性が認知され始めているためといえる。

また、ビジネス効率の向上やコンプライアンス対応において、情報システムの統合化や可視化が求められ、
それらのニーズに対しても EAI/SOA ソリューションの導入機運が高まっている。

IDC Japan では、今年8月に国内のユーザー企業を対象に「IT ソリューションに関する調査」を行い、その結果についても分析している。
EAI の実施状況は全体平均で28.8%だった。業種別に EAI の実施状況を見ると、金
融が最も高く35.9%、次いで通信/公益が34.0%、流通業が32.1%と続いた。

従業員数の規模別にみると、100人以上、1,000人未満の企業は27.0%、
1,000人以上の企業は31.4%と従業員数が多い企業の方が EAI の実施率が高い結果となった。
一方、SOA の実施状況は全体平均で8.4%。従業員1,000人以上の企業では実施率は12.3%、
100人以上、1,000人未満の企業では5.8%となっており、従業員1,000人を境に回答率に大きな開きがある。
この結果から SOA の実施は従業員1,000人以上の大手企業が中心であることが明らかになった。

IDC Japan ソフトウェア のリサーチアナリストである鈴木利奈子氏は、次のように述べている。

「IT ソリューションベンダーは SOA ソリューションについてテクノロジーベースのスキルのみならず、
顧客企業のビジネスプロセスを理解し、有効なビジネスプロセスのフローを描くことができるノウハウやスキルを身につける必要がある。
また、大手企業向けに培ってきたソリューションを中堅中小企業に振り替えるべく、
メニューの分解や切り出しといった柔軟な粒度とコストで提案していくことが求められる」


ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071113-00000001-inet-inet