Oracle は18日、四半期に1度の定例セキュリティ更新『Critical Patch Update』(CPU) を発表した。
今回は65件という多大な件数の脆弱性に対応している。

セキュリティ会社 Secunia は、今回 Oracle が対応した脆弱性について、全体の深刻度を、
5段階のうち上から2番目と評価した。

定例更新で対応した脆弱性の件数は、前回4月に発表した際の36件を大きく上回っている。
とはいえ、82件の脆弱性を修正した1月の定例更新と比べると、いくぶん減少した。

今回の定例更新もこれまでと同様、非常に数多くのソフトウェア製品について、
脆弱性を一気に修正した。

対象となった製品は、『JD Edwards EnterpriseOne』『JD Edwards OneWorld』
『Oracle Application Server 10g』『Oracle Collaboration Suite 10g』
『Oracle Database 10g』『Oracle8i Database』『Oracle E-Business Suite 11i』
『Oracle Enterprise Manager 10g Grid Control』『Oracle PeopleSoft Enterprise Portal』
『Oracle Pharmaceutical Applications』『Oracle Workflow』『Oracle9i Application Server』
『Oracle9i Collaboration Suite』『Oracle9i Database』『Oracle Developer Suite』と多岐に渡る。
Oracle は、それぞれの脆弱性と各製品のバージョンおよびリリースとの関係について、
一覧表を用意している。

データベースのセキュリティとコンプライアンス関連ソリューションを手がける
Guardium の CTO (最高技術責任者)、Ron Ben-Natan 氏によると、Oracle が
今回対応した脆弱性の75%以上が、データベースサーバーの可用性に影響を及ぼす
可能性があるという。4月の定例更新では、この数字が30%未満だったと同氏は述べた。

Secunia の分析によると、今回 Oracle が対応した脆弱性のなかには、
SQL インジェクション攻撃の標的になったり、システム乗っ取りの可能性のあるものが存在する
という。Secunia は、それ以外の脆弱性が及ぼす影響について、「未知」としている。

Guardium の見解は Secunia に比べて楽観的だ。

「これらの脆弱性について楽観視できる点は、ほとんどがデータの可用性および整合性に
のみ影響を及ぼすもので、データの機密性には危険が及ばないことだ」と Ben-Natan 氏は
述べたが、その一方で「ただし、練度の高い攻撃者は、パッチを適用していない
データベースサーバーをたちまち攻略してしまうため、企業はソフトウェアの更新を積極的に行なう
必要がある」と釘を刺した。


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