PREMIERE of LUNACY 2000

2000.5.23 日本武道館

『今までのLUNA SEAを期待してくると痛い目にあう』そんなSUGIZOの言葉どおりに、まんまと痛い目にあってしまった。

『ラストの曲です。CRAZY ABOUT YOU』
もうラスト!?そんな、早すぎる!!と、会場は悲鳴を上げた。
曲の感じは、UP TO YOUのような…終わりなんだけど、始まりを予感させるような曲だった。
次のアルバムを引っ張っていくような曲です。とRYUICHIが言っていたとうりの。

そして、これが本当の本当に、ラストの曲だった。

残されたSLAVEたちは、これが本当の終わりだとは信じられず、すぐにアンコールの声が始まった。
一度目のコールの声とは、比べ物にならないくらいの、大きな声で。
だけど、無常にも公演終了を告げるアナウンスの声に、会場中が悲鳴をあげる。
ステージには、機材を片付ける為、何人かのスタッフが出てきた。
いつまでも鳴り止まないアンコールの声に、スタッフの一人が、客席に向かって、ごめん!と片手を顔の前に上げて、片付けはじめる。
それでも、コールは鳴り止まない。いつまでも帰らない客に焦れたのか、公演終了のアナウンスの声が、大きくなる。
けれど、更に大きくなったアンコールの声は、アナウンスをかき消した。
みんな本気で、メンバーにもう一度出てきて欲しいと願っていた。
どうして出てきてくれないんだろう、この声が聞こえないなんて言わせない。
昔の曲をしてくれとは言わないから、せめて、このアンコールの声に、答えて欲しい。もう一度、姿を見せてくれるだけでいいのに。

悲しくて、悔しくて、後から後から涙がこぼれた。ハンカチがぐしゃぐしゃになったけど涙は止まらなかった。
周りのSLAVEたちも、号泣だった。
徐々に片付けられてゆくステージを呆然と見つめながら、しばらくそのまま動けなかった…。

これが、2000年型LUNA SEAなのかな…。
次のツアーでは、リベンジだ…。

日にちが経って、落ち着いてみれば、このライブタイトル、読んだだけでは、気づかなかった。
プレミアオブルナシー。
このプレミアって、私は勘違いをしていた。プレミアムのことかと思っていた。
『PREMIERE』とは、初演…そういう意味だったことに今更ながら気が付いた。
それならば、このライブも納得できる…かもしれない。
2000年型LUNA SEAの初演…。