昔、バイトしていた店に定期的に京が来るようになってさ。
たぶん近くにスタジオかなんかがあったんだと思うんだけど。

一番初めに京が来たとき、もう血管がはち切れんばかりに鼓動が高鳴ってさ。
握手してもらおうかおと思ったんだけどさ。
その頃雑誌かファンメかなんかで「街で見かけたら声かけていいですか」って問に、
「空気読め」みたいな返事してたこと思い出して、スルーしたわけ。

それから何度も来たんだが、私は知らない振りをし続け、逆に素気ない接客をしてしまうようになったわけ。
あまりに緊張するから、そこまでしないとばれそうだったからね。

で、それまで京だけだったんだが、ある日Dieと薫とスタッフらしき人が来たわけ。
同じくスルーしようかと思ったんだけど、接客中に笑ってくれたから、頑張って握手求めたのさ。
そしたら快く握手してくれてすごい嬉しかった。

でも、その集団に京がいることに気付かなかった。
あの時の京の眼差しを忘れない。
睨まれたとかそんなんじゃないんだが、思い出しただけで泣きそうだ。
「京のことを嫌いなDirファン」だと思われたっぽい。

長々とすまん。思い出したらどうしようもない気持ちになった。