俺はライブの時、ステージ上で飲み物、ステージドリンクを一切飲まない。置いてさえいない。
たとえ30曲歌おうと絶対に置かない。
何故飲まないのか? 哺乳瓶を使わないとどうやって飲んだらいいかわからないということも
あるが、理由はそれだけではなく、あえて飲まないのだ。

ライブで歌っているとノドが渇くし、ステージドリンクを飲んだ方が良い声が持続するかも
しれない。だが、そんな考えは人間野郎特有で、ステージなんてたかが1時間くらいだ。
ワンマンでも2・3時間がいいところだ。そのくらいで途中で何か飲まないと声が出なくなる
ようあんら、歌なんてやめた方がいい。向いていない。ボーカルをやめるいい機会だ。
カタギになった方がいい。
何も飲まなくても、2・3時間歌ったぐらいでは人間は死んだりしないし、仮にそんな程度で
死ぬようなら、とっとと死んだ方がいい。生きてゆくのに向いていない。人生を終わらせる
いい機会だ。 死体になった方がいい。

俺がステージドリンクを飲まない理由、それは「あんなものを飲まないと声や体力が
続かない弱虫なのか。まるで人間みたい」と思われるのが嫌なのと、ステージ上でドリンクを
飲んでいる姿が、とてつもなくカッコ悪く思えるからなんだ。あんなもん飲んだら、わざわざ
衣装を着たりしている意味もないと思うしね。ステージドリンクを飲む行為は、俺にとって
全裸でステージに立っているのと変わらないんだ。全裸の方がまだましかな。
「服を着てくるのを忘れてしまいました」って言えば済むから。

ライブを観ているお客さんにも失礼だと思うしね。ライブをやってる最中にあんなもん飲んで
いいなら、ライブ中に腹が減った場合は、ステージでメシを食ったっていいんじゃねえか。
曲と曲の間にいちいちハンバーグとかエビフライとか食ってさ。きちんとナイフとフォークを使って。

汗をかいて気持ち悪いのなら、ステージにシャワーを用意して、ライブ中にシャワーを浴びても
いいんじゃねえか。いちいち曲と曲の間に。それで「よし、さっぱりしたぞ!」って言って、
また次の曲を歌えばいいんだよ。キレイ好きのボーカルはそうした方がいいよ。

俺にとって、ノドが渇いたからステージドリンクを飲むのは、歌ってる最中にトイレに行きたくなって
ステージから客席に放尿するのと何も変わらないんだ。QP-CRAZYのベースのツージーさんは
実際にライブ中に客席に放尿したらしいけどね。 俺はしたくねえなあ。

次に、俺はステージに曲順を書いたセットリストを貼らない。何曲演ろうが、全て暗記する。
俺はああいうことは素人のやることだと思っている。芝居で舞台に台詞のアンチョコを貼って
それを見ながら演じてる役者がいるか?いないだろ。 バンドのライブだってそれと同じような
もんだろ。そのうえ曲順なんて芝居の台詞を覚えるより簡単だ。そんな簡単なことを覚えようと
すらしていない。そんなもん見ながらライブをやっている自分をカッコ悪いとさえ思っていない。

俺はカッコイイと思って死ね死ね団をやっている。現在過去を問わず、死ね死ね団がこの世で
一番格好良いバンドだと本気で思ってやっている。ステージでカッコ悪いことをやっているつもり
などさらさらない。だから、俺をカッコ悪くするセットリストは貼らない!

最後に、俺は客に媚びる意味での「どうもありがとう!」は言わない。
よく曲が終わる度にそう言うミュージシャンがいる。ホントによくいる。あれは何がありがたいの
だろうか。曲を聴いてくれてありがとうなのか? “バッタもんを見せている”という、なにか
後ろめたい気持ちでもあるのだろうか?このコメツキバッタ野郎!
そんな簡単に媚びることが出来るなら、とっとと音楽なんてやめてサラリーマンでもやってろ!
会社に搾取されて、うだつの上がらない人生でも送ってろ、凡人!

お客さんは金を払う。それでこっちは演奏して曲を聴かせMCを入れて、ステージを見せる。
死ね死ね団はチケット代以上のものを見せているつもりだ。これでトントンだろ。
見せているのに「どうもありがとう!」なんて言う必要ねえだろ。それは見せているというより
見てもらっている、笑わせるというより笑ってもらっている、という感覚なんだろうなぁ。
なっさけねえ! 俺はそういう姿勢はロックではないと思うし、少なくともカッコ良くはない。
だから、俺をカッコ悪くする媚びる意味での「どうもありがとう」は絶対に言わない。