俺は無意識に試聴のヘッドホンを手に取り耳にはめ、気づいた時にはあの頃嫌いだったバンドの曲に聴きいっていました



…何故だかはわかりませんが、涙が溢れてきたんです
あの頃は嫌いでたまらなかった、あのゆるやかなメロディも
彼女との思い出、あの優しかった彼女そのものだったんです
俺は泣きながら何度も何度もその曲を聴き
家に帰ってからもずーっとその曲を聴いていました

そして、俺はそのバンドのことが好きになっていました