200mの短距離走。走るのはトラック1周分。
スタート地点のすぐ後ろがゴール地点。
そこでは出場麺の可愛い可愛いペット達が、つぶらな瞳で出場麺の背中を見つめている。
今すぐにペットを抱き締めたい衝動に駆られる出場麺。だがしかし、振り返ったその瞬間に失格となる。
『うーしろーはーふーりーむーくーなー(ウォーウォーウォー)(中略)いーま立ちー上がり前に前に』(T.O.P/メリー)
スターターのガラが歌う。そして、緊張の一瞬。
 
『進め!!』
 
スタートの雄叫びが鳴り響く。後ろ髪を引かれまくる思いで走り出す麺。辛い、辛い、何故あいつらを置いて走らねばならないのだ…
涙ながらにトラックを半周した頃、それまで視界に入らなかったペット達の姿が見えた。麺の瞳が光って燃える。我が子を抱けと轟き叫ぶ。
咆哮を上げ、砂嵐と共に爆走する麺達。
一体誰が、一番に愛しのペットの元へ辿り着くのか…