凶器所持…渉。

それはLive後でも宅録でも良いんだ。
いつでも本気だと言い張る渉が、噴水に落ちたかのごとく汗まみれで、床に丸まっている。
側に寄ると渉は、目だけおっとりと開けてこちらを向いて。
緩いまばたきのみを繰り返して、目に染みた汗をあの指先でチマチマ拭っているんだ。

そこで私はタオルを手に、オモラシばりに大量な汗を拭いてあげる。
こめかみから頬を伝う汗も、白い耳の裏から鎖骨に流れる汗も、ひじやひざの関節に溜った汗も、ちっちゃいおしりを流れる汗も全部。
渉は半分かすれた声で、ありがとうの代わりに『ピポ…』って言って、口も半開きのままにボーッとする。
私はうすっぺらい唇をチュプっとついばんだ後で、誰かとは違うちっちゃい歯の列を舌で撫でて、そのまま舌の感触を味わいたい。
再び視線がこちらに向いたら、優しく微笑みながら顔の上で、大量の汗を含んだタオルを絞ってやるんだ。
地味な目のヒリヒリ感に両手で顔を覆う渉を眺めて、『You! 溺れちゃいなよ!』って某社長口調でいじくりながら、馬乗りになって脇腹をくすぐってやりたい。

渉が本気なら私も本気さ。
抵抗をあまりしなさそうな渉に萌える。