幸せを数えたら 指が足りなくなった
寄せ合わせた頬の隙間を埋める迷い星

湖べりであそぶ綺羅星

小さくなる光の点滅に触れ
瞬く度に映る二人の影 妙により澄める

星が回る
飛んでいく影帽子 光飛沫に消ゆ

波紋に月踊り 舟昇る
糠星の川を
静かに揺れて
水脈は尖りなき朧

薄氷に鏤めて光る星がささめいて
二人の影を消していく

時代に流るる深雪の密める比翼の芽
摘んだのは 剥落の名残
幸せの意味と水漬き
去る風花抱き 思う

「あなたに会えてよかった」と