結構前の事だけど書きます。
高校3年間イジメられてた漏れ。
自分の存在を無にしたくて仕方なかった。
4月に大学に入学したとき、「4年間、1人で過ごさなきゃ。皆を不快にさせんように、
なるべく離れてなきゃ。」と決めた。

新入生行事にも参加せず友達は居ないまま、暫く経ったころ、
漏れは授業の空き時間を、校舎裏で過ごしていた。
そこには誰も来ないから、漏れはDの曲を聴いて少しだけ笑えた。

夏に入る少し前。そんな漏れに声をかけてきた人が居た。
「音、漏れとるよ」
顔を上げると、いかにも麺な人が立っていた。
漏れは小声で謝ると逃げようとした。
「あっ違う!本当は漏れとらんよ!それ、EDENやろ?
俺もD好きっちゃん!」

それが漏れとその人…S君との出逢いだった。
S君は予想通りバンドでボーカルをやってた。
はじめ漏れは、S君に対してビクビクしていたけど、
その内、毎週火曜の2コマ目と木曜の3コマ目に
その場所で会うようになった。
いつも「あんまり私に近付かん方がいい、ウチは汚いから」とか、
「ウチなんかがS君と話すのは申し訳ない」とかばかり言う私に、
ある日S君は「今日はお前が吐き出したい事全部聞く!
やけん授業サボる!」と言ってくれた。