真っさらなデコを忍ばせて僕は
自転車を走らせてリアップを買って
何にもないデコに 数滴たらして
『生える』なんて妄想 飽きずに朝まで

あれから何度の夜を数えただろう
リアップも空っぽになってしまったけれど
あの日の馬鹿げた妄想の続きで
もしも今髪がデコに生えくれたなら

風呂一面に抜け落ちた髪の毛よ
今 巻き戻れ巻き戻れ この頭に

ねぇ 髪の毛よ
僕のおデコを隠してよ
こんなに涼しいおデコを
今 見せたりしないでよ

おデコが広がってゆく度に
隠せる手段が残らなくて
今ここに生えてくれないなら
鏡見たくないから

この生え際で耐えている薄い毛よ
今 太くなれ ミヤ君の髭のように

太く… 黒く…