>>727

雨宿り/酔奴隷

工場近く、バスの停留所
目にした「綺麗」
初めて感じた この感覚
心の音を弾ませて
今日は今日で終りました

あの場所で
かじかむ手を息で暖め
眠い目を擦り アノ人を待つ
心のはずみ止まないまま
アノ人の姿 想い浮かべて
唯一の感情 「綺麗」の事

ザァーザァァー降りのこの日、雨の日
傘を持っていないために僕は濡れ続けた

雨の日を見計らってあの場所へ行き
僕は何度もアノ人を見つめていた
もどかしさ募る僕に
「綺麗」は見知らぬ男と接吻を交わした

遅い帰りに父は僕を殴り
母はそれを止めようとしたけど
僕は気絶した
自殺を考えた