トーチャンが死んだ日。
朝早くにカーチャンが漏れと兄を起こして泣きながらこう言った
「お父さんが死んじゃった」

あの時のカーチャンの泣き顔は忘れられない。今までで一番悲しそうな泣き顔だった。

葬式も終わって、漏れのトーチャンが火葬場に運ばれた
棺が中に入っていった途端、カーチャンは声を上げて泣いて、その場に座り込んだ
何かが吹っ切れたように、泣き始めた。
漏れはそばにいることしかできなかった
カーチャンの弱い所を見たのは初めてだった
いつも優しくて強気なカーチャンがこの時だけはすごく弱い人間に見えた。

あれ以来、カーチャンは漏れが守ってあげなきゃダメなんだ思ってる。

カーチャンは今色々あって鬱病になってる
本人は鬱病なんて気にしてないフリしてるけど、きっとすごい不安だと思う。
そんなカーチャンを守ってやりたい。
これがもしかしたら一生の中の数少ない親孝行になるのかなと思って。

カーチャン、がんばろうね