虜VS虜の巻。

同じ学校に虜はいなかったが、別の学校に仲の良い虜がいた。椰子も京の虜だった。
ある日、漏れの家にその虜(以下Y)が遊びに来た。どうやら新しいアルバムを二人で鑑賞したかったらしい。
早速CDをかけてヘドバンしまくる。気分は最高潮だった。…最高潮だったのだが、周りの見えなくなった漏れはTVに頭をぶつけて流血する。そのときの漏れのセリフは、『この赤く流れる血も京様への愛故。本望だ!私は京様のために血を流す運命なんだよ!』

…どういう運命だよ。

ひとまず中断することに。そして何故か『どちらの方が京様をより愛しているか』という話になる。やがて口論となり、白熱した漏れはYに向かって机を引っ繰り返す。Yも負けじと文鎮ばりの重さのネックレスを振り回してくる。

漏れの部屋が戦場と化した。
ひとしきり殴りあったYと漏れは冷静さを取り戻し、ここは平和的な方法で決着をつけることにした。

その内容は、京様の好きなかむかむレモンをどちらがどれだけ食べられるか、たくさん食べられた方が京様への愛がより大きいものである。というものだった。
近くのスーパーでかむかむレモンを大量に買い漁る黒服二人組。レジのお姉さんが目を合わせようとしなかったのを今でも覚えている。

かむかむ大食い競争が始まった。すっぱさに堪え、次々と食していく。さすが一粒でビタミンC200�r。かなりすっぱい。