●いろは「枯れた花」●

夜になり迎えにきたバスは誰もいない
行き先も知らない だけど悪い気はせず
僕は笑顔で乗りこむ

空高くスピードをあげて
星の群れをどんどん追い越していく
今夜、大事なものを失くしてしまいそうな僕は
目を閉じて君を浮かべた

むせかえる花の香りは 安らかな眠りを与えてくれる
君がまた泣いてくれたから
いつまでも幸せに包まれてる
もう君には二度と逢えない
だからここで見守るよ

時は過ぎこの空も慣れて 枯れた花を眺め膝を抱える
君は僕を忘れて新しい幸せになった

大粒の悲しみを零した
星の群れをすりぬけて落ちていく
それは光を放ち
君は新しい幸せが続くように願いをかけた

むせかえる花の香りは 安らかな眠りを与えてくれた
君がまた泣いてくれるまで
いつまでも枯れた花に包まれていよう
そう、できればもう一度だけ
泣きそうなその笑顔と 迷わない愛を分けてほしい
叶わない もう叶わない思い