凸は鏡に背を向け
太く低い声で
「もういいさ」
「だってしょうがヴォ(゜ё`.)」
闇が凸を飲み込む
思い返せば昔は豊かな髪があり ヴォーイ
「次はどう決めよう?」
いつからか消えた凸の髪

「ヘアケアなんてまだ早い」
「まだまだ若いんだヴォ」なんて
強がり言ってたけど
抜け毛は怖くて

まだ抜けたての髪を 掻き集め
むき出しのおでこに あてがっては
鏡に映る薄い前頭部
見つめていた