「メッセつけろよ」
深夜の室内にカチャカチャとキーボードを舞う指先で
言葉をディスプレイに写すとばがいる。
怒りを抑えたつもりで本人はいるつもりなのだろうが
実際表情には露骨に感情が浮き出ていた。

まさか俺が童貞だから放置プレイなんですね。
南極はキモいしウザいし。
そんな事を考えていた先にMSNメッセンジャーが
にぃの登場を知らせるウィンドウと音が鳴り響き思わず
口先の煙草を消しニヤリと微笑む。
話しかけようとした瞬間、画面にメッセの会話窓が開く。
まさかにぃから話しかけられるとは思っていなかったとばは
一瞬目を疑う。
そして次に視界に入ってきた言葉は

「お前が好きすぎて、今まで話せなかった」

にぃの告げる言葉が心に残り、そして違う何かを奏でるのであった。