こないだモロ久し振りに「亡骸を・・・」聴いた。
森が目指した「歌謡ロック」と鈴木の好きなギャンギャンギターが炸裂する
素晴らしい歌謡アルバムであった。
消防の時初めて聴いた時も「なんかおとなしい作品だなあ」と思ったのだけど
今聴くとホントにモロ歌謡曲。どれもこれも。
とくにタイトルトラック「亡骸を」。安全地帯じゃねえのか、コレ!ってくらい
歌謡曲×2だった。「あ〜るべ〜き〜か〜はあぁ〜っ!」の次の「定められた
配列に〜」の多重コーラスなんてメチャ安全地帯。化粧した玉置浩次が指パッチン
しながら歌ってるのを想像しながら聴いてみてくれ、マジで笑える。
こんなに古臭い歌謡曲をバンド形態でやっているなんて当時の黒夢は素晴らしいな。
あと「アンダー」や「ジーザス」もアナログ録音のためか、原曲の持つ激しさが
半減してしまっている。音質的には「中絶児」のような荒々しい方が好みだ(「終幕
の時」なんかも本当は「狂い奴隷」のようなグルーヴを持っている曲だろうに)。
とにかく当時24、5歳(小木曽は19歳!)の若者達がやっているとは思えない、若さの
欠片もない歌謡曲アルバムであったことに改めて驚いた十七才の俺であった。

P.S.「イフ」ってメチャいい曲ですね。