ヴィジュ板バトロワ【2】
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0021生姜
02/05/06 22:21ID:Wx9UsyD2あって、それで「死んだ」奴は「死んだ選手」としてカウントされたのだと思った。首輪がモニターするというのも大仰な話ではなく、
首輪を通じて「死んだー!」という声を聞いて、それを「死んだ」と判断するのだと思っていた。
午前10時53分。この時間を、SUGIZOは永遠に忘れない。忘れられない。
適当に腹ごなしをして、一応「禁止エリア」のチェックをしつつ、林の中をさまよっていると、たまたまLuna(元EINS・VIER・Ba)を
見つけた。
Lunaは自分に気がついていない。
にや、と笑って、SUGIZOはデイバッグから自分に支給されていたスミスアンドウエスンを取り出し、Lunaに照準を定めた。
「ばーん!」
間抜けな声と同時に、引き金を引いた。
Lunaは、側頭部に空いた穴から派手に血を噴き出して、そのまま前にどさっと倒れた。SUGIZOを振り返ることなく、前を見たまま。
そして恐らく、自分を撃ったのがSUGIZOだということを知らずに。
SUGIZOは、ただ立ち尽くしていた。銃口からは、SUGIZOが頭の中で思い描いていた、コメディ映画であるような、音とともに「BANG!」
と書かれた旗は出ず、そのかわり火薬くさい鼻をつく匂いが漂っていた。それでこれが、本当の殺し合いだとわかった。
どうしてそのとき、腕時計を見たのかわからない。ともかくそのときSUGIZOは時計を見、時間を確認した。
午前10時53分だった。
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