聖なる夜の前夜。
今自分の目先に飛び込むとても愛くるしい寝顔を見せる
自分の傍に座る異性との結晶とも言えるべき存在。
屈託の無い笑顔で何気無い家庭の会話にこの子が呟いた言葉。


「サンタさんが来たら、お手紙見てもらってプレゼントもらうの」


子供はイブ当日に枕元に置手紙を置き、翌日の深夜に
お目当てのプレゼントを受け取るつもりだったらしく
その期待に答えてあげようと、親の自分達にも気合が入る。


そして前夜祭にて今ある現実は
小さな紙切れに包まれた幼い命の文字にて

「弟が欲しい」

そう、書かれていたのだった。