ほどよい「味付け」が素材本来の「味」を引き出す
「味付け」に凝りすぎると飽きられやすい、と感じたのは今回の「パトリオット・デイ」を観たのがきっかけでした。

これに加えて、もう1つ決め手がありました。実際には観終えてから気づいたことなのですが、それは特殊な視覚効果があまり使われていなかったこと。

特殊メイクやCGなどによる「味付け」がほとんどなかった(感じられなかった)のです。もちろん、爆発シーンや出血シーンなどでは特殊メイクやCGが駆使されていたとは思いますが、あくまでもリアリティ追求のためのものでしょう。

「あぁ、これは現実に起こったことなんだ」と感じさせるための演出です。

そうなると、目がいくのは当然キャストたちの迫真の演技ということになります。おのずと演技にフォーカスしやすくなるわけです。

映画を観る醍醐味は、特殊な映像効果を楽しむということもあるかもしれませんが、それ以上に役者の演技に魅せられるところにあると僕は考えています。