英ロンドン大学キングスカレッジ(King's College London)などの研究チームが、
2000組以上の双子を対象に実施した調査では、合計166人が成人期ADHDと診断されたが、
その内の68%は「小児期にはどの検査でもADHDの基準を満たしていなかった」ことが分かった。

 この調査では、5歳、7歳、10歳、12歳でそれぞれ収集した母親と教師からの報告に
基づいて、子ども時代のADHDを判定した。

 調査の時点で18〜19歳の成人では、自身の症状や行動について被験者と
話し合う面談を基に診断を下した。

 調査の結果、成人では、子ども時代から続く「持続性のADHDは少数派」であることを
研究チームは発見した。

 恐らく、小児期発症型と遅発型の成人期ADHDは、それぞれ異なる原因で
発症すると思われ、このことは「ADHDの遺伝子的な研究や治療に示唆を与える」と、
研究論文は説明している。