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統合失調症(Schizophrenie)
統合失調症は、発病しやすい遺伝的素質が認められ、内因性精神病に含まれるが、
発症は遺伝要因と環境要因の相互作用によると考えられる。
精神病のうちで最も頻度の高い疾患である。
1.病型
▼破瓜型(解体型)
:感情変化が著名で、感情浅薄、不調和である。
閉居、孤立しがちで、無目的な徘徊、衝動行為も見られる。
空笑、児戯性、衒奇、気まぐれ行為、滅裂思考などがしばしばある。
幻覚・妄想は不動性に出没する。
青年期(15〜25歳)に多く発症する。
陰性症状が進行し慢性経過を取りやすく、予後は不良。
▼妄想型
:妄想、幻覚を主症状とする型である。
分裂病のうち最も普通に見られる型であり、
発病年齢は一般に破瓜型よりも遅く、30〜35歳が多い。
比較的恒常的な妄想を持ち、幻覚、特に幻聴を伴う事が多いが、人格障害は比較的軽度である。
(文献によっては予後不良であり、人格崩壊に至るとある。)
思考化声、思考伝播、作為体験を認める。妄想は被害−関係妄想が最も普通であるが、
誇大・宗教・血統・嫉妬妄想などもある。
また、妄想が発展した妄想体系、妄想構築を形成する場合も多い。
*一次妄想:心理的な動機がなくて発生した妄想。他者に理解できない。
妄想気分(何かただならぬことが起こっているという不気味な気分)
妄想知覚(ふと知覚された事実に特別の誤った意味が加わり、それが確信される)
妄想着想(突然ある誤った考えがひらめき、それが確信される)
*二次妄想:感情の状態や幻覚などから心理的に了解できる発生の仕方をした妄想である。
(妄想体系・妄想建築)