参考まで、『「ソフトウェア工学」は矛盾語法か?』 http://metatoys.org/oxymoron/oxymoron.html
でアラン・ケイは次のように述べている(この文書はもともとSqueakというSmalltalk処理系の宣伝用に書かれたものだが
彼が考案したメッセージングのオブジェクト指向(による遅延結合の徹底)という実験の成果の総括にもなっている)。


▼新しいアイデアを学ぶとはどういう事か?

このような柔軟な機能はどれだけ複雑である必要があるだろうか? 文法上は決して複雑で無くてもよい。
なじみ深い英語の語順である主語、動詞、目的語(よく前置詞や、たまに暗黙の主語を伴う)があれば全く十分だ。
オブジェクト指向の言い方で言うと、主語はメッセージのレシーバであり、文の残りはメッセージだ
(ここでは「動詞」(up, +, *, forward by, collect, Repeat do, to by) を強調して書く)。これで次のような読みやすい形式になる。

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3
‘this is some text’
pen up
3 + 4
3 * ( 4 + 5 )
car forward by 5
{1 2 3 4 5 6 7} collect [ n | n odd ]
Repeat (1 to 100 by 2) do [ ******* ]
====================

そして大切なのは、この単純な決まりに従って必要なだけ新しく読みやすい記法を作る事が出来る事だ。
これは、ユーザが文法と意味の関係を一つだけ念頭に置いておけば良い事を意味する。

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レシーバ メッセージ (レシーバが意味を把握している事を意味する)
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という事で、オブジェクトはただネットワーク上のピア・ピア・サーバのように考えられ、使われると考える。
(これは偶然ではなく、六十年代後期におけるARPAnet から Internet にかけての開発にさかのぼるアイデアを起源とする)。