>>199
御託はいいんだよ。モナドってのは自己関手が作り出す「文脈」を引き継いで
どんどん計算してく、そういう発想をカタチにしたものなわけ。そういう具体的な
思想と具体的な実装を持っていて、Wadlerが示したように do 記法を通じて
参照透明性を壊さずに命令型のプログラミングができることは示された。

んで君は、「モナドは合成できないじゃないか」と言ってるわけ。んなこたあ誰だって
知ってるんで、たとえばモナドをパラメトリックにして、モナドトランスフォーマなんかを
考えたらいいんじゃね?いや、それ一見いいように思えてモナドがタワー状に積み重なって
保守しづらいんだけどとかいろんな人がまだあれこれやってる最中。

なんか便利なものができたら、その「便利なもの」が切り開いた地平の先に新しい岩があるの。
それは「問題の解決がもたらした新しい問題」なので頭が痛いところだけど、そうやって新しい問題の
解決のために挑むのが「知性ある人間」のしごとなの。

「馬車は不便」を内燃機関による自動車が解決したけど、今度はその馬力と速度を人間が
制御しそこねて「走る棺桶」だと言われたり、自動車による死者が多すぎて「交通戦争」と
言われたりすることに対して、シートベルトが知性ある人間によって発明されたの。
シートベルトは中途半端な解決策だね、ということでエアバッグを発明したの。

なんかのアイデアが副次的にもたらす頭の痛い問題をとりあげる、それは大事。
でも、「こんな致命的な欠陥があるから問題外」という考えは知性の放棄なの。

「自動車事故で人がたくさん死ぬから自動車禁止な」←知性の放棄です。

経済的工学的制約があるから、自動車事故の問題だってまだ解決してない。でもそれを
解決しようと続けることが知性なの。

モナドの合成の話は頭が痛い問題で、まだ十分な解決策をだれも見いだせてない。でも
それで喚き散らして「欠陥品」と罵ってるのはバカでもできる。知性がある人間は君が喚き散らしてる
間も圏論の本を読みながら「いくらかマシなアイデア」をひねり出そうとしてるの。