>>50
> どうして「そんなに違う」のに同じ名前(Algol)を継承したの?

IFIPという情報処理に関する国際組織のWG2.1(だったと思う)が中心になって、みんなが共通に使える(つまり特定企業の持ち物でない)
アルゴリズム記述言語(algorithmic language)を作ろうということになって作られたのがALGOL 60。AlgolはALGOrithmic Languageの略。
で、さらに強力な記述力を持つものにしようと1968年を目途につくることになって、提案を募った結果、オランダのWijngaardenらのチームが
選ばれて設計を任された。それで作られたのがALGOL 68。

つまりALGOLという名前は普通のプログラミング言語の名前のように純然たる固有名詞じゃなくて
ALGOrithmic Languageという一般用語の省略形という側面をも含んでいるんだよ。

だから文法的にも言語設計哲学的にも全く異なった言語や両者以外のいくつもの言語案がALGOLの名前をもっているんだ。
例えばALGOL 68の提案に危機感を覚えた一人にHoareさんがいる。で、彼が中心になって作った代替案はALGOL Wという言語。
これは実際に処理系も作られたし、これによるプログラミングの教科書も少なくとも1冊はちゃんと出版された(もちろん英語ね)。

日本でもALGOL 60の後継案(つまり後のALGOL 68になる提案と争った候補の一つ)を提案しており、ALGOL N(NはNipponの意)と
呼ばれている。これも1冊だけその言語設計哲学・コンセプト面を扱った本が日本語で出版された。