つまり、電子署名自体には認証機関は不要ただし改ざんした時に注意が必要になる。
改ざんすれば、署名も変わるから改ざんしたことがわかる。
オレオレ証明書の場合は、その署名は俺のもの。として俺は知っているから信用できるし、
その署名が違えば俺のものじゃないとわかる。でもこれは「俺」しか登場人物がでてこないからできること。

さてP2Pにこれを適用するとどうなるか。ファイルに署名が付いている。それ知らない人のもの。
そのファイルが改ざんされれ署名が変わる。それも知らない人のもの。

つまり、ファイルAに「匿名希望Aさん」の署名があります。信用しますか?
ファイルBに「匿名希望Bさん」の署名があります。信用しますか?
匿名希望Aさんって誰ですか? → 匿名だからわかりません。
ファイルは、AさんとBさんのどちらが作ったのですか? → わかりません。
ファイルAとファイルB、改ざんされたのはどちらですか? → わかりません。
という状態になる。そもそも匿名なのだから、署名の信用もなにもあったもんじゃない。

もちろん、一人がファイルも署名も複数で大量に作り放題だから、投票とか評価であれば、
一人が多人数になりすまして行うことは可能。
結局の所、他人がある人になりすますことは出来ないが、ある人が別人になりすますことは可能。
このことから、完全な匿名P2Pによる投票・評価システムは、たとえ電子署名があったとしても成り立たない。