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マイクロソフト、JavaScriptの大規模開発を可能にする「TypeScript」を発表――JavaScriptのスーパーセット
http://www.computerworld.jp/topics/577/205052

 より複雑なアプリケーションを開発できるよう、C++やJavaといった成熟した言語によく見られる先進的な開発機能を米国MicrosoftがJavaScriptに複数実装した。
今回、JavaScriptのスーパーセット「TypeScript」としてパッケージ化されたのは、静的型付け(スタティック・タイピング)、クラス、モジュール化といった新機能だ。

 MicrosoftのC#言語担当最高アーキテクト、アンダース・ヘルスバーグ(Anders Hejlsberg)氏は、
「過去5年以上にわたり、JavaScriptでアプリケーションと同等のプログラムを記述するのが難しすぎるという不満の声が顧客から寄せられてきた」と話している。
コード予測やすぐれたデバッグ、リファクタリング、混在する大量のプログラム・コードの簡単な検索などの基礎機能を備えるTypeScriptは、
JavaScriptによるコード開発に新たな道をひらくだろうと同氏は述べた。

 「JavaScriptはスクリプティング言語として作られた。中規模から大規模なコードベース、すなわちクラスやモジュールといったものを構成するようには設計されていないのである。
(中略)JavaScriptは静的型付けのない完全な動的言語だが、今日のリッチなIDEの動力源となっているのはこの静的型付けだ」(ヘルスバーグ氏)

 静的型付けでは、開発者は特定のデータ・タイプを生成される変数それぞれに割り振らなければならない。JavaScriptはそれ自体が動的にタイプ化される言語であるため、
事前にデータ・タイプを変数に割り当てる必要がなく、経験の浅い開発者でもコーディングがしやすい。

 しかしながら静的型付けがなされる場合は、変数に割り当てられるデータのタイプを決定できるので、コンパイラがコーディング・エラーに関する詳細なレポートを作成したり、
プログラムに必要と思われるものをより正確に予測したりすることができるようになる。例えばVisual Studioでは、TypeScriptによって、
コーダーがJavaScriptを記述する際に必要な情報を「IntelliSense」が先読みし提供できるようになる。その予測精度は、C#やその他の静的言語を使う場合と同程度だそうだ。