古来より世界各地でみられる習慣に「実名敬避俗」と呼ばれている
ものがある。これは、ある物の本当の名前は霊的な本体と強く結び
ついたものであり、その名を口にすることでそれを支配できると考
えられていた。

近世になり、迷信と思われてきた習慣であるが、これはプログラミ
ングの世界では完全に正しい。
物(オブジェクト)はつけた名前の範囲でしか、支配できない。
オブジェクトを支配する(正しい設計)ためには、正しい名前をつけ
ることが必須である。

ところが、プログラミング言語は英語圏文字を基本としているので、
それ以外を母国語とする人は、母国語以外での思考を強制される事
になり、英語圏の人種に比べ大きなハンデを負っているといえよう。
これが、日本人がソフトウェアの分野で欧米人に遅れをとっている
理由の一つである。