>>961
ライブラリ解説書はライブラリ内の多くの機能を辞書的に解説す事に価値がある。
本書は、その機能をどう使うのか、なぜ使うのかを学べるとともに、
一般的なライブラリ解説書では学べない多くのことも学べる。

たとえば第5章では JSON 用のライブラリを書くことを通じて、
代数データ型で構文木を作り、それをルートから辿りながら
ノードをひとつひとつ処理していく方法を学ぶ。

他にも第9章では、可能な限り IO モナドに頼らずに、
プログラムの振る舞いを指示する表現力豊かな機能を作る問題に対して、
DSL という回答を与えて実演して見せている。
第10章なら、条件分岐の深い入れ子になりがちなデータ解析という処理を
状態遷移と捕らえ、かつ運ぶべき状態情報を隠蔽する方法を提示しており、
また後の章でさらに抽象化している。

このような方法論を学べる「ライブラリ解説書」はまず無い。
他にも例を提示しようか?