Windows上でCode::BlockとwxWidgetsを使ってRAD環境を構築しようと思い、まずは
Code::Blocksと幾つかのコンパイラの組み合わせをテストしてみた。

■Disital Mars C++
・コンパイル・リンクは非常に速い。
・Shift JISで書いたソースでもコンパイルオプションを指定すれば日本語の文字列も
 ちゃんと通る(マルチバイトの場合)。
・ところがワイド文字列をL"あいうえお”の形で書けない。ソースコードをUTF-16やUTF-8で
 書くとコンパイルできない。ワイド文字列は\uを使って文字コードで記述するしかなさそう。
・STLはカスタマイズされたSTLPortが利用できるので、ちょっとテストした限りでは問題ない
 ようだった。
・Code::Blocksと組みあわせられるコマンドラインデバッガがない。
 Digital MarsのD言語用のものが使えそうだったんだが、C++の変数を理解してくれない
 ようで、ブレークは 掛かるが変数のウォッチができない。これはちょっと致命的。
・リソースコンパイラに日本語が通らないらしい(ネット上で見た話)。

■WATCOM C++
・これもコンパイル・リンクは結構速い。
・Shift JISで書いたソースで日本語の文字列もちゃんと通る(マルチバイトの場合)。
・ワイド文字列もソースをShift JISで書いてもL"あいうえお"と書くと、ちゃんとUNICODE
 文字列として認識してくれる(コンパイルスイッチで指定)。なので::MessageBox()の引数に
 L""の形で文字列リテラルを記述できる。
・STLは独自だが、特に問題はなさそう。
・デバッガーは、WATCOMのIDEに含まれるデバッガーを外部ツールとして登録して使うと言う
 裏技があるが、WATCOMデバッガー用のデバッグシンボルを出力するコンパイルオプション
 を指定してこんなピルすると、#include<string> などと書いた場合に、コンパイル中にメモリ
 アクセス違反を起こしてコンパイルできないバグがある。残念。

上の二つはwxWidgetsのビルドをするまでもなく、残念ながら選外となった。
軽くて速くて良いんだが、惜しい。