>>909
プログラムを作るとき、繰り返し実行される部分を関数やメソッドといった
「呼び出せるもの」の形で作ることがよくある。Python では関数やメソッドは
普通 def 文で作る。以下、話を関数に限定する(メソッドについても同じことが
言える)。

関数を呼び出すとき、呼び出し側は関数に入力データを渡して、関数から
出力データを受け取る。このことを関数の立場から言い換えると、関数は
呼び出し側から入力データを受け取って、呼び出し側に出力データを返す、と
言える。つまり「返す」とは関数が呼び出し側に出力データを受け渡すことだ。
Python では関数から出力データを返すには return 文を使う。
関数に渡す入力データを引数(ひきすう)、関数が返す出力データを戻り値
(もどりち)とも言う。return 文は戻り値を返すための文というわけだ。

Python ではデータのことをオブジェクトと呼ぶことが多い。オブジェクトは
オブジェクト指向プログラミングというプログラミングの方法論の核となる
考え方だ。オブジェクトは一般に、データとそれを操作するメソッドから成る。

Python で扱えるデータは何でもオブジェクトだ。isinstance() という関数を
使うとオブジェクトかどうかを調べられる。例えば 123 という数値データや
"abc" という文字データは

>>> isinstance(123, object)
True
>>> isinstance("abc", object)
True

のように isinstance() 関数が True を返すのでオブジェクトだと分かる。