http://www.aoky.net/articles/steve_yegge/good_agile_bad_agile.htm

一年くらい前まで、私はいわゆる「アジャイル」プログラミングに対して、ごく一次元的な見方をしていた。すなわち、
それはマーケティングのペテン師によるばかげた一時的ダイエットであり、「銀の弾丸はない」を読んだことのないう
ぶなプログラマや、延長保証や自己啓発本を買ってボスは自分のことを人として心から気にかけてくれると信じてい
るようなプログラマや、友達を作ろうとカンファレンスに参加し、空港でチラシを配っている狂信者とアイコンタクトを
避ける方法を知らず、インデックスカードに書き散らすことでソフトウェア開発が突如として易しくなると信じているよ
うなプログラマに、また新たなテクノロジーウィルスを植え付けているのだと思っていた。

ああ、間抜け。それが私が探している言葉だ。私の悪いコレステロール観は、アジャイル方法論は間抜けのためのも
のというものだった。

しかし私は最近、実践されているアジャイル主義の様々な変種を観察する機会があり、今では自分は90%くらいしか正
しくなかったと思うようになった。いい種類のアジャイルもあるということが分ったのだ。スクラムやそのほかのものをめ
ぐるあらゆるハイプとへつらいと熱にうかされた呻きにまぎれ、はっきりと見極められるようになるのにずいぶんと時間
がかかった。しかし今ではすごくはっきりとわかるようになった。

......

いいアジャイルは、その名前を捨てるべきだ

「Ruby on Railsによるアジャイル開発」とか、「アジャイルAJAX」とか、あるいは「アジャイルC++」というのまである。
これらは私の持っている本の中でもごくしっかりしたものなのだが、「アジャイル」という言葉の乱用に拍車をかけている。

そして巷にあふれるアジャイルの多くは、率直にいって悪いアジャイルだ。

だから私がもしあなただったら、履歴書からアジャイルという言葉は取るだろう。スクラムやXPの本は静かに閉じ、
どこかにしまい込む。タスクはバグデータベースか、そのほかの作業キューソフトに入れて、インデックスカードはゴミ箱に
捨てる。自分の組織からアジャイルを消すべく可能な限り速やかに動く。