自分は保守のことを考えて可読性の高いソース書くように心がけていた。
もちろん納期も守っていた。

しかし会社にとって、そんなことは評価の対象にはならなかった。
コードの保守性の高さも評価してくれるように、面接等で上司に話してきたが
ぱっとしない返事が続いた。

だがその反応はある程度予測はしていた。
評価するたって、上司が全部コード読むのか?それは無理な話だ。

ではどうすればよいのか?それは良質のコードを書き続け、
「〜はよいコードを書く人だ」ということを、上司を含め周りの人間から
認知してもらい、それが会社にとってプラスであることを証明することだ。

私はそれを10年続けた。しかし、成果物で評価されても、
保守性が高いことは評価されなかった。
良質のコードを書くことは、周りも上司も知っていた。
しかしそれが考課には反映されるか、というと、それはまた別の話である。

コードの精査はやめて「動けばいいじゃん」で俺も行こうか。
そう思ったこともあったが、自分にはできなかった。許せなかった。
仕事におけるプログラミングとは何なのか。自分はどうすればよいのか。
答えがでなかった。今年8月、私は会社を退職した。

結局は私のわがままだったのかもしれない。
であれば、残された道は起業することだ。それしか道は無いと思った。

そして今、私は立派なニートになったのであった。完。