もっとも、『無敵くん』は相手の主張を理解しているわけではない。
いや、自分の主張さえ理解していない。プログラム通りの反応を返すだけの、いわゆる「人工無能」なのだ。
相手の言葉尻を捉えて「……とはどういうことですか」とか「……だなんて信じられませんね」などと言い返したり、
「これは疑いようのない事実です」「もっと勉強したらいかがですか」といった定型句を発するだけなのである。