委譲より継承が優れている面。
1. 委譲するための転送関数を書くのが面倒。
2. 継承を使えばprivate,protectedで済んだメソッドが、委譲を使うと
publicにする必要が出て来る。
3. インターフェースを委譲で実現すると管理すべきオブジェクトの
数が増えすぎる。継承なら単一のオブジェクトに複数のインターフェース
をまとめることが出来る。
4. 委譲なら多対一・多対多の結び付きを簡単に実現できるが、
一対一の結び付きしか許したくないこともある。継承なら親と子が
一体のオブジェクトになっているので、自動的に一対一の結合になる。

1〜3は言語側に頑張ってもらうことも出来るが、機械語レベルで委譲に
なっているだけで、良くも悪くも継承と変わらないことになりそう。
4は言語側ではどうしようもない。

結局、継承か委譲かは、オブジェクトを1つにするか複数にするかの
トレードオフで決めるべきこと。ただ、構造としてどっちでも大差
無くて、protectedや自動型変換を使うために継承を使うとか、
バイナリ互換のために委譲を使うとか、そういうしょうもない理由で
決まっちゃうことが多いわけだが。