japan.linux.com | 「プロプライエタリ対オープンソース」のTCO比較は参考になるか
http://japan.linux.com/opensource/04/04/08/1136231.shtml?topic=1

競合製品よりも費用対効果が高いことを示す調査結果の嵐をMicrosoftが発表したのはご存知のとおりだ。
当然ながら、Microsoft(および、自社製品の優位を示す外部の調査結果を発表するその他の企業)に対し、
その調査結果は詐欺まがいの偏ったものだという反論も数多くある。TCO調査の意義を考えるため、われわ
れは電子メールで、David A. Wheelerに連絡を取った。彼自身、ソフトウェアのコスト比較研究を数多く行って
きた1人だ。スポンサーの付いたこのような研究はどの程度信用できるのか、意見を聞いてみた。


NewsForge: Microsoftは最近、自社のWindowsサーバ製品のTCO(Total Cost of Ownership:総所有コスト)は、
同等のLinuxやオープンソース・ソフトウェアに比べて低いと主張していますが、これは本当でしょうか。

Wheeler: Microsoftが望んでいるような意味では、真実ではありません。TCOは状況に非常に左右されやすく、
ある特定の状況におけるTCOがほかの状況にも当てはまるということはまずありません。もちろん、Microsoftの
ソリューションのTCOが、その他のソリューションよりも低くなる状況はもちろんあり得ますから、その特定のケー
スにおいては本当だといえます。ただし、オープンソース・ソフトウェアやLinuxベースのソリューションのほうがよ
り低いTCOを実現できる場合もあります。よって、自分の環境を基に、すべてのコストを考慮に入れる必要があり
ます。結果はそれぞれ異なるものになるでしょう。

また、これらの「独自の」研究のほとんどが、実際にはMicrosoftの資金提供によって行われていることも忘れてはな
りません。あるベンダについての調査が、そのベンダ自身の資金で行われている場合、その結果は常に疑ってかか
る必要があるでしょう。それが唯一の資金源である場合はなおさらです。