>>949
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001884.html

さて、あなたは1万ドルを持っている。公開企業の半分は1週間で80%上昇し、
もう半分は60%下落する、激しい市場に1年間、毎週一回手持ち金額を投資する
ケースを考えてみる。

市場全体では上げ相場になる。2回に一回は80%儲け、一回は60%損をする。
これを繰り返した場合に、どのような儲け具合になるものだろうかという質問
がある。

市場の平均は毎週10%儲かることになる。毎週10%の儲けは1年後には140万
ドルになる。一見、素晴らしい投資環境だと思ってしまう。だが、2週目の投資
家の手持ち金額を計算すると、分布は既にこうなっている。

4分の1の投資家 32400ドル 1.8*1.8
4分の1の投資家 7200ドル 1.8*0.4
4分の1の投資家 7200ドル 0.4*1.8
4分の1の投資家 1600ドル 0.4*0.4

実は2週目の段階で実に4分の3は損をしている。1年で見ると、平均的な運の
持ち主は80%上がるを26週、60%下がるを26週繰り返す。この結果、最も多い
確率で起きうるのは、最終日にたった1.95ドルしか持っていない状況なので
ある。

これはごく一部の運の良い人を億万長者にし、ほとんどの人を一文無しにする
システムだったのだ。これは億万長者の儲けが平均を大きく引き上げるため、
一見、儲かる市場に見える典型例だろう。