>>603
オブジェクト指向における、変更に対する強さというのは、
インタフェースに対するプログラミング、別な側面からいえば
実装をモジュールの中に隠すことで得られるとされています。
しかし、この考え方はオブジェクト指向に限ったものではなく、
構造化技法においても広く認知適用されてきたものです。
そして現場における仕様変更要求が、インタフェース設計の
枠組を破壊せずに済むということは実際には難しく、
インタフェースを変更せざるを得ない局面に往々にして
遭遇します。
そうした場合、オブジェクト指向においても、そのモジュール
(OOですからオブジェクト)を使用している箇所の見直しや
修正などが発生するのは避けられません。
そういう意味では、変更に対する強さという点で、既存の
アプローチに比較してオブジェクト指向が特に優れているわけでは
ないと考えました。
最近では、YAGNI (You Are NOT Gonna Need It)などといって、
将来の変更を考慮しない設計アプローチがもてはやされていますが、
これなども結局この問題に対する逃げにしか見えません。