そもそも、この抽象的な「デザイン・パターン」はデザインが
絡むもの全てで存在する。ウェブ、家、ノートパソコン、缶ジュース然り。
ほとんどの場合、それらのパターンに正式な呼び名は使われている
わけでない。ついているにしても、数種の基本パターンに名前がつけられて
いるに尽きる。

たとえば、曲でも内輪で「ジミヘン的」曲みたいな呼び方をされるが、
公式にはその様な名称はなく、せいぜいロック、サンバなどの
大まかなスタイルを示すにとどまる。

ものづくりをする人には細かい「スタイル」にネーミングすることは
元来好まない。自分のイメージを好きなまま表現したい欲望が強く、
他人が名前付けしたものを組み合わせるように「考える」のを
このまないのだ。

ゆえに、この経験則の寄せ集めな「デザイン集」を学ぶことが
肌に合わないと感じる技術者が多いのは至極物づくり集団として
は自然なことなのだ。